こんにちは。
久しぶりに作り方の記事を。
もともとは手作りドレスのやり方を紹介するのがメインコンテンツだったこのブログですが、すっかり作品紹介ブログになってしまっていますね。うーむ。
途中で写真を撮ったり何かと準備が必要なので、そこまで手が回らず思ったより作り方系の内容が更新できずにいます…。少しずつ増やしていけたらと思いますが、こんな内容が知りたい!などあればそこから書いて行きますのでリクエスト下さいね(^^)
ホースヘアーって?
ホースヘアーはボリュームたっぷりなドレスには絶対に欠かせないアイテム。ドレスの裾についてるこれ
です。
ホースヘアーとかボーニングとか呼ばれます。ドレス作る人はボーニングって呼ぶことのほうが多いかも。
最近は色付き、柄付き、プリーツやフリルなど、ホースヘアーと一口に言ってもいろんな種類があって、それぞれに仕上がりの印象が違います。また、付け方によってもいろんなイメージにできるので、なかなか優秀な素材です。
今回はボリュームのあるくるんくるんのスカートにするにはどうしたらいいかを解説します!
チャンピオン、ジョアンナのくるくるスカートドレス。
ホースヘアーの種類
使用するのはソフトボーニングという名前で売られているものです。上記のジョアンナのドレスのようなくるくる感を出すにはホースヘアーを二つ折りにするので、実際に外に見えている幅の倍の太さのものを使います。
だいたい売られているのは1.5㎝、5㎝、7.5㎝、12㎝、15㎝くらいが多いでしょうか。
メーカーによってもいろいろ。今回は12㎝幅のものを使用しています。
ホースヘアーを売っているお店についてはこちらの記事を参照してくださいね〜。私はだいたいチョイスかクリスタルクローバーで買います。たくさんいるときは反でまとめて買うのがおすすめ。(高いけど)
付ける前の準備
ホースヘアーは売られているまっすぐな状態でつけてもくるくるにはなりません。そこで下準備が必要になります。
ドレスを作り始めたころ、それを知らずにそのまま縫い付けてみたら思ったようなくるくる感が出なくて悩みました…はやく知りたかった…。
ホースヘアーの片方の端には一本糸が通っているのですが、それを適度に引っ張って縮めます。こんな感じ。
カーブができますね。このカーブがきつければきついほどくるくる感も強くなります。
つける部分のすそのカーブにもよるので、ちょうどいい具合を見つけてくださいね。
糸の部分を拡大するとこんな感じ。引っ張った糸はほどけないよう結びあまったのは切ります。
これで下準備完了です!
縫い付け方
あとはざくざく縫っていくのみ!スカートの裾をロックミシンで処理して、そこに引っ張った糸がついている側を裏側からジグザグで縫い付けます。裾の処理はライクラなどの切りっぱなしでもほつれない生地であれば何もしなくても大丈夫です。
オーガンジーやサテンは処理しないとほつれてきてしまいます。
ロックがどうしてもできないときは普通のミシンのみつまき用抑えをつかってみつまきにするのもありだと思います。みつまきについてはまたいずれ。
ぐるっと全部に縫い付けたら、つなぎめの部分は重ねてほつれないよう細かめのジグザグで縫い止めます。ここがしっかり縫えていないとだんだんほつれてきてしまうので注意して下さいね。
一周縫い付けただけのこの状態だとこのドレスのような感じの裾になりますね。
これはこれで素敵ですが、今回はくるくるのスカートにしたいのでこれを更に縫います。
付けたホースヘアーを半分に折り返して、裾を挟み込むようにジグザグで縫います。
糸を引っ張ってカーブを付けた分の長さが余るので、うまく折り返すのにコツがいりますがところどころ待ち針で留めながらゆっくり縫っていくとうまくいきます。
完成したのはこんな感じ。
くるくるを均等にきれいに仕上げるには、糸を引っ張って寄せたときに同じ分量のカーブにすることです。
これが何十メートルもの長さでやるとなると気が遠くなりますが…。
ホースヘアーはこうやって縮めて使う場合は実際のスカートの円周の1.5〜2倍くらいの長さが必要になるので、買うときは長さにご注意を!
ではでは。