ダンスのドレスを作るとき、デザインによって作り方は様々なんですが、どのドレスにも必ずついているもの。それはインナーパンツ!
私はデザインによって、上半身と一体になったレオタード型のものと、ドレスの内側に後から縫い付けるパンツ型のものと使い分けて作っています。
現在このパンツ型インナーのドレスを作っているので、その作り方をご紹介します。
使用する生地は?
インナーを作るときは縦横2方向に伸びる布(ツーウェイストレッチといいます)を使います。具体的にはオカダヤにあるライクラツーウェイ、藤掛のツーウェイ、クリスタルクローバーのライクラなんかが適した素材です。
マットな質感のもの、光沢のあるもの、厚いもの薄いものと同じような布でも様々なので、自分の作りたいデザインに合わせて選びましょう!
個人的には、藤掛のツーウェイがカラーも豊富でお値段的にも安めなので最近はだいたいこれを使っています。
型紙をつくる
まずは型紙を作ります。
私は最近はレオタードの基本型紙を作ってそれを使っているので前三枚、後ろ二枚の型紙になっていますが、前はパンツだけの場合一枚でも問題ないと思います。
お手持ちの下着や水着の形を気持ち大きめにとっても使えるかと。とりあえず履いてみて下着がはみでなければOKなので(笑)
「それだと不安なので型紙が欲しい!」という方はレオタードの型紙を写して販売できますので直接お問い合わせ下さいませ!
縫い合わせる
切り取った布をそれぞれ縫い合わせます。
使う糸は上糸にニット用の伸びる糸レジロン、下糸には更にストレッチの利くウーリーの糸を使っています。
どちらも手芸店ならだいたい取扱いがあると思います。
直線縫いだとどうしても生地の伸びにレジロンが耐えられずぷちっと切れてしまうことが多いのですが、ウーリー糸を下糸に使うことでストレッチに強くなります。
まず直線で縫い合わせたら、縫いしろを開き、更に縫い目の上をジグザグで縫います。
こんな感じ。これで縫いしろが中でもごもごしなくなるし、縫い目も頑丈になります。
パンツの形ができました。
足を入れる部分のゴム入れ
次に、足を通す部分にゴムを通します。
使っているのはこちらのトップフィットというゴムです。
幅はいろいろありますが、端に入れるのは8コール7mmが良いです。
ぐるっと足を通すところの長さを測って、その長さマイナス15%くらいの長さに切ります。そして裏側からゴムの伸び具合が均等になるように気を付けながら待ち針で留めて、ジグザグで縫っていきます。
こんな感じで生地に若干のギャザーが出るとOKです。
次に、ゴムを隠すように内側に折り返し、またジグザグで縫います。
ゴムがめくれてこないようにキワのぎりぎりを縫ってくださいね。
ジグザグで縫うときは、生地を引っ張って伸ばしながら縫うと上手くいきます。慣れないうちはストレッチのものを縫うのは難しいですが、コツをつかめれば簡単ですよ~。
表にしたら完成!
これから作るドレスの内側に縫い付けて使います。
ドレスを作りたいけど、インナーを作るところでつまづく人というが多いようなので書いてみました。少しでも参考になれば。
レオタードバージョンの作り方も次に作ったらアップします!
ではでは。